【おすすめピアノ教本】 世界史 × 音楽史 知っておきたい! 近代ヨーロッパ史とクラシック音楽のご紹介

vol.282━ 2025.3.28

こんにちは。
東音楽器足立センターの山口弓枝です。

もうすぐ4月がスタートします。

新年度はいつもワクワクします。
新たな気持ちで良いスタートを切りたいですね。

教室では新入会の季節、新しい生徒さんとの出会いは新鮮な気持ちと共に身が引き締まる思いです。
これから始まる音楽ライフを精一杯サポートさせて頂きます。

新年度もどうぞよろしくお願いいたします

さて、今週の新刊教本のご紹介です。

 

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◆ これおすすめ!(新刊)
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世界史 × 音楽史 知っておきたい! 近代ヨーロッパ史とクラシック音楽
https://amzn.to/423Pqgu

●価格:2,750円
●音楽之友社
●2025年2月25日発売
●書籍

楽曲を演奏する際に知っておきたい情報は時代背景や、政治や流行、食、などです。
どの曲も必ず時代背景と密接な関係があり、同時にほかの文化とも紐づいているからです。

あの名曲の背景には、こんな「ヒミツ」があった! ヨーロッパの歴史とは切っても切れない密接な関係を持っているのがクラシック音楽。

青山学院大学教授で音楽学者・音楽評論家で歴史にも造詣の深い著者が、知れば知るほどクラシック音楽をもっと愉しめる世界史の知識を親しみやすく解説されています。

急激に進化・変化を遂げる古典派の時代から20世紀半ばにかけてのクラシック音楽と、同時期のヨーロッパにおける政治や社会・思想の歴史との関係を解きほぐすことで、名曲のほんとうの意味が理解できるかもしれません。

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◆ これおすすめ(教本)
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クラヴサン曲集: New Edition 解説付 (標準版ピアノ楽譜)
https://amzn.to/4l6dl7z

●価格:2,420円
●音楽之友社
●上級者向け

「クラヴサン」とは、フランス語でチェンバロのことです。

ピアニスト・安川加壽子先生編集のもと1994年刊行された『クラヴサン曲集』のリニューアル版。

新版にあたり既存にはなかった小節番号を追加、解説も内容を整え読みやすくなりました。

フランスバロックの代表的なクラヴサンの作品、リュリ、クープラン、ラモー、ダカンの全26曲を収録されており、安川加壽子先生による練習方法、装飾音符、指使い、ペダルなどへのアドバイスが書かれているレア本で、フランスものの楽曲を存分に堪能できそうです。

 

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◆ ピアノに関するお話
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今日は調律のお話です。

いきなりですが、どのくらいの頻度で調律をなさっていますか?
おおよそ、年に一度が一般的でしょうか?
趣味で弾いているピアノでしたら、年に一度で十分かと思います。

車に例えると分かりやすいのですが、自家用車とは違い、タクシーやハイヤーなどは商業用に使用しています。
つまり、使用頻度が比較にならないということです。
おそらくひんぱんにメンテナンスをしていると思われます。

ピアノも同様に、毎日生徒さんが何時間も連続で弾きますので、マメなメンテナンスが必要です。
教室あるあるなことの一つに、ピアノの低音部と高音部は音の狂いがないのに、生徒さんがよく弾く音域だけ音が狂うということはありませんか?
そんな時は、「真ん中の音域だけ音を拾ってもらう」をお勧めします。

良心的な調律師さんでしたら、出張費だけで無料で作業してくれる場合もあります。
本調律をするほどではないけど、気になる場合は迷わず調律師さんへご相談なさってみてください。

特にこれからの梅雨の季節はお勧めです。

 

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◆ みんなのBar銀座の小話
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山口がママを務めるクラシック音楽Bar
「みんなのBar銀座」
平日レッスンが終わった後、毎日カウンターに立っています。

20時オープン24時までの営業です。

日々さまざまなお客様がいらっしゃり、感動や学び、またドキドキやワクワクまで。
映画を観るより楽しいとさえ感じています。

先日のとある日の出来事

女性お二人と男性お一人の三名様がご来店になりました。

クラシックは普段あまり聴かないとのことでしたが、色々お話を伺ううちに、小さい頃モーツァルトを聴いたとか、学校の授業でベートーベンの交響曲を聴いて好きになったとか、深堀すると出てくる出てくる。

その時に聴いた思い出の曲を店内で流すと、感激され思い出を語られていました。

「亡くなった祖母を思い出しました。
こんな気持ちにさせてくれてありがとう」

と言ってくださいました。
人生に音楽あり、心がじんわりした夜でした。

音楽は一瞬にしてタイムスリップできる。
音楽の素晴らしさはこんなところにもあるのですね。

今後も深いい話をまたご紹介させていただきます。

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「みんなのBar銀座」が

音楽雑誌「音楽の友」2月号
お酒と音楽をテーマに語る連載
「マリア―ジュなこの1本」に掲載されています
https://amzn.to/3Cy2vG1

チェリストの上村文乃さんのご推薦です。
行きつけのお店というタイトルでご紹介頂きました。

カラー見開き2ページ。
山口もちょこっと映っております。

ぜひご覧ください。
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◆ 美容と健康のお話
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春になると一気に紫外線がつよくなりますね。

紫外線対策はされていますか?

山口の紫外線対策は何と言っても「日傘」です。
実は365日持ち歩いております。

真冬の夕方でもさしています笑
もはや、相棒ですね。
スマホ、お財布、日傘です。

日傘にはもう一つ良いところがあります。
紫外線はお肌だけでなく、目にも良くないと言われています。
紫外線から目を守ることは将来の白内障の予防にもなるそうです。
サングラスも勿論よいですが、日傘をさすと、目が開けやすく眉間にしわもよりません。
数本用意しその日の気分で使い分けるのも楽しいです。

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◆ 編集後記
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今年も桜の季節がやってきました。

都内は早くも満開を迎えています。
都内の名所は、千鳥ヶ淵、上野公園、目黒川沿い、飛鳥山、六義園、井の頭公園などが有名です。
今年は満開になってから気温が下がる予報で、桜を長く楽しめそうです。

併せて春に聴きたいクラシックのおすすめをご紹介します。

ヴィヴァルディ
ヴァイオリン協奏曲「四季」より春

メンデルスゾーン
無言歌集より「春の歌」

シューベルト
「鱒」

グリーグ
ペールギュント第1番「朝」

ショパン
エチュード「エオリアン・ハープ」

ハイドン
弦楽四重奏曲第17番第二楽章「セレナーデ」

まだまだ多数ありますが、山口お気に入りの紹介でした。

桜の季節に気分が上がること間違いなしです。
よい季節を存分にお楽しみください。

 

次号は2025年4月25日(金)に配信いたします。

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